トランスファーライトルーム
PR

紫外線A波とB波はどう違う?A波とB波を防ぐために良いこととは?

紫外線A波とB波の違い

フランスへ行った時に訪れたレオナルド・ダビンチParc。日差しが眩しいです

1年を通してお肌に届きダメージを与え続けている紫外線はお肌の敵。紫外線を浴び続けることで老化を促進させてしまうとよく聞きますが、なぜ紫外線を浴びることが老化につながるのか、どう防いでいけばいいのか考えてみたいと思います。

紫外線を知って、お肌を守る!

そもそも紫外線って?

紫外線は、太陽光線の1つで老化に影響を与える光の波長です。太陽光線は赤外線(IR)、可視光線(visible light)、紫外線(UV)の3つに分かれており、波長の長さが違います。可視光線よりも波長が長いのが赤外線(IR)、可視光線よりも波長が短いのが紫外線(UV)です。ちなみに、可視光線とは人間が見える範囲で色として感じることができます。波長の短い順に、紫→青→緑→黄みどり→黄→黄赤→赤といわれています。虹色というのはこのことなんですね。光を色として感じられるって神秘的です。赤外線や紫外線は目で見ることはできません。赤外線は熱作用があり、熱射病、熱傷、白内障の原因になります。下記、紫外線の詳細にも載せましたが、紫外線A波も白内障の原因になります。太陽光線3つのうち、白内障にならないといわれているのは可視光線のみです。確かに毎日、目で見ているもので白内障になってしまうとしたらショックが大き過ぎますもんね。

太陽光線。波長の単位はナノメートル(nm)です(気象庁ホームページより)

紫外線の種類は3つ

UV-A (315-400 nm)

紫外線A波といわれるものです。人体へ与える影響はUV-Bよりも小さいですが、大気による吸収をあまり受けずに地表に到達するため、常に浴びている状態になります。波長が長いため、窓ガラスも通過して深く真皮層にまで達してしまうことから、じわじわと日々お肌はダメージを受けてしまい、真皮にあるコラーゲンなどを破壊することで、シワ、たるみの原因となります。白内障の原因にもなります。

UV-B (280-315 nm)

紫外線B波といわれるものです。ほとんどは大気圏で吸収されますが一部は地表に到達し、人体に悪影響を及ぼします。肌表面に強く作用し、たくさん浴びると赤く炎症し、シミ、ソバカス、乾燥の原因となります。また、皮膚ガンへの関与が指摘されています。

UV-C (100-280 nm)

紫外線C波といわれるものです。オゾン層に吸収され、地上に届いていません

オゾン層と紫外線の地表到達イメージ(気象庁ホームページより)

日焼け止めのSPFとPAの違いって?

SPF【Sun Protection Factor】とは

  • 紫外線B波(UV-B)からお肌を守る効果を示す指数です。数値が大きいほど日焼け止めの効果が高くなります。
  • お肌に比較的やさしく作用する紫外線散乱剤は、酸化チタンです。主に紫外線B波を防ぐお粉です。

PA【Protection grade of UV-A】とは

  • 紫外線A波(UV-A)からお肌を守る効果を示す指数です。+で表記され、+」が多いほど日焼け止めの効果が高くなります。
  • お肌に比較的やさしく作用する紫外線散乱剤は、酸化亜鉛です。主に紫外線A波を防ぐお粉です。

紫外線を防ぐために

日焼け止めはこまめに塗り直す

2~3時間置きが目安です。

強い日差しがなくても紫外線は強い

曇りの日雨の日でも、紫外線は降り注いでいます。家の中にいても、長い時間をかけて老化へと導く紫外線A波常に降り注いでいます。朝起きたら、家の中で過ごすとしてもすぐに日焼け止めをクリームを塗ることがおすすめです。市販のものがお肌に合わないという方は手作りするのもおすすめです。酸化チタンや酸化亜鉛を使って、紫外線を散乱させるパウダーを作るのも手です。外出時には日傘や帽子、サングラスなどの併用もお忘れなく!髪もダメージを受けやすいです。バリア機能の弱い敏感肌は、紫外線の影響を受けやすいのでお肌を守ることが大切だと思います。

紫外線を浴びてしまったら【すぐケア】

まずは冷やして、炎症を鎮めます。しっかり冷やした後は、しっかり保湿です。日焼けした敏感なお肌にはたっぷり水分を補給しましょう。日焼け後は角層から水分が失われて肌が乾燥してしまいますので保湿が大事です。紫外線を浴びてメラニンが増え続けることで、メラニンをうまく排出できないとシミの原因になるといわれていますので、すばやいケアを心がけたいですよね。

紫外線を浴びてしまった後【おすすめオイル】

  • タマヌオイル…インドに自生する植物「タマヌ」の種子から抽出したオイルです。日焼け後のケアやバリア機能を整えてくれる天然のカロフィロイドが含まれています。ビタミンEの一種であるデルタトコトリエノールも含まれていて、抗酸化に働きかけてくれます。青汁のような濃いみどり色のオイルですが、紫根オイルのようにお肌に塗っても色がつかないところがうれしい点です。ほんのりナッツの香りがして、お肌に素早く浸透しますので癒されます。老化予防として期待できるオイルです。
暑さの中でも元気に咲いてくれています。愛おしいです

【参考資料】
気象庁紫外線情報分布図(https://www.data.jma.go.jp/env/uvindex/index.html?elem=0&area=0&lat=34.2&lng=138.53&zoom=5)
環境省「紫外線環境保健マニュアル」(https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf)