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腰痛とも関係してる「仙腸関節」ってどんな関節?

「なんだか腰が痛い…」そんな経験はありませんか?腰痛の原因にはさまざまなものがありますが、意外と知られていないのが「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」の役割です。この仙腸関節は、私たちの体を支えるうえで非常に重要な部分で、実は腰痛とも深く関わっています。今回は、仙腸関節がどんな関節なのか、腰痛とどうつながっているのかを、わかりやすくお伝えします。ぜひ、腰痛に悩んでいる方はチェックしてみてくださいね!

仙腸関節ってどこにあるの?

仙腸関節は、体の中でもあまり聞き慣れない名前かもしれません。簡単に言うと、骨盤の後ろ側にある関節です。「仙骨(せんこつ)」というお尻の真ん中あたりにある骨と、その両側に広がる「腸骨(ちょうこつ)」という骨がつながっている部分が仙腸関節です。名前の通り、「仙骨」と「腸骨」という2つの骨をつなぐ関節のことを指します。仙骨は背骨の一部です。仙腸関節は、ちょうど背骨と骨盤をつないでいて、体の上半身と下半身を支えてくれる重要な役割を果たしています。

日常生活で歩いたり、座ったり、立ち上がったりといった動作をする時、仙腸関節がスムーズに動いてくれるおかげで体をしっかりと支えることができるんです。普段は意識しない部分ですが、この仙腸関節がちゃんと機能していないと、腰やお尻に負担がかかってしまうことがあるんです。

仙腸関節が動かないとどうなる?

仙腸関節は、通常、前に動く「前傾(ぜんけい)」と、後ろに動く「後傾(こうけい)」という動きができます。しかし、この動きがスムーズにできないと、体にさまざまな不調が現れることがあります。

仙腸関節が後傾できないと…

仙腸関節が後傾、つまりお尻の方向にうまく動けない場合、腰やお尻の筋肉に負担がかかってしまい、腰痛やお尻の痛みが発生しやすくなります。特に長時間座っていると腰が重く感じたり、座り方が不安定になって腰や背中に負担がかかりやすいです。こうした状態が続くと、姿勢が悪くなり、猫背や背中のハリが強くなりがちです。後傾ができないと、骨盤の動きが制限されることで、腰や背中にかかる負担が増し、長期的には慢性的な腰痛や疲労感を感じやすくなります。

仙腸関節が前傾できないと…

一方で、仙腸関節が前にうまく動かないと、腰を反らす動作が難しくなり、立ち上がる時や歩く時に腰や太ももに痛みを感じることがあります。仙腸関節が前傾できないと、骨盤全体の動きが硬くなり、体全体が固まりやすく、股関節や膝にも影響が出ることがあります。

前傾ができないと、骨盤が前に引っ張られず、姿勢が崩れやすくなります。これにより、姿勢のバランスが悪くなり、長時間立っていると腰が重く感じたり、下半身が疲れやすくなることが多いです。

仙腸関節と腰痛の関係

腰痛の原因として、筋肉の疲労や姿勢の悪さがよく挙げられますが、実は仙腸関節の動きの悪さも大きな要因になります。仙腸関節がうまく動かないことで、腰やお尻の周囲に余計な負担がかかり、筋肉が硬直してしまうのです。

また、仙腸関節がうまく働かないと、骨盤や背骨のバランスが崩れやすくなり、結果的に体全体の動きが制限され、慢性的な腰痛に繋がることもあります。仙腸関節の健康を保つことが、腰痛予防や改善のために非常に重要です。

まとめ

仙腸関節がスムーズに動かないと、腰痛の原因になることがあります。後傾や前傾ができないことで、腰やお尻、さらには股関節や膝にまで影響が広がり、姿勢の悪化や痛みを引き起こすことがあります。もし、腰痛で悩んでいる場合は、仙腸関節の健康を意識してみることが大切です。

骨盤の前がわ
骨盤の後がわ