お米は毎日の食卓を支える大切な食材です。でも、「精米改良剤」や「プラスチック米」という話を聞くと、何か不安に感じる方もいるのではないでしょうか?
私も気を付けたいと思い、このテーマについて調べてみました。今回は、精米改良剤がどのようなものか、その成分や体への影響について紹介します。そして、私たちがどうやって安心なお米を選べるかをお伝えしたいと思います。

精米改良剤とは
どんな目的で使われるの?
精米改良剤とは、お米の見た目や味、食感を良くするために使われる食品添加物の一種です。古くなったお米や質が落ちたお米を、まるで新米のように見せたり、美味しく感じさせたりするために使用されます。
- 割れにくくするため
リン酸塩を使うことで、お米が割れにくくなり、見た目がきれいに整います。 - 甘味を加えるため
D-ソルビトールという合成甘味料を使用し、甘味を感じさせたり、保湿効果を持たせることがあります。 - 光沢を出すため
プロピレングリコールを使い、お米の白さや光沢を出す目的で使われます。新鮮さを演出します。
これらの成分にはそれぞれ役割がありますが、長期的な影響については分からないことも多いようです。
精米改良剤の成分とその影響
- リン酸塩
お米を割れにくくするために使われる成分です。ただし、過剰摂取はカルシウムの吸収を阻害し、骨密度が低下すると言われています。 - D-ソルビトール
合成甘味料で、甘味を加えるだけでなく保湿効果もあります。加工食品にも広く使われていますが、知らず知らずのうちに摂取量が増えると、下痢などの体調不良を引き起こしたり、味覚障害の原因にもなるそうです。 - プロピレングリコール
100%石油由来の成分で、別名「液体プラスチック」と呼ばれています。この成分は食品だけでなく、化粧品類やシャンプー、リンスなどにも使われています。安全性が確認されている範囲で使用されていますが、自然由来ではないため、健康志向の方の中には避けたいと考える方もいるようです。
私自身、これらの情報を知り、選ぶ際には慎重になりたいと思いました。
精米改良剤を避けるためには?お米選びのポイント
精米改良剤が使われているお米を見分けるには、次のポイントを押さえることが大切です。
- ラベル表示を確認する
厚生労働省では、精米改良剤を使った場合は食品添加物として表示することが義務付けられています。ただし、加工助剤として使用された場合、表示が免除されるケースもあるといわれています。そのため、不自然にピカピカと光沢が強いお米や、つやつやしたおにぎりやお弁当は一度疑ってみても良いかもしれません。
▼厚生労働省のページ
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/041206/
- 地元農家のお米を選ぶ
直接農家さんから購入できる直売所やオンラインショップを利用するのもおすすめです。農家さんが大切に育てたお米なら、安心感が高まります。 - 有機米や特別栽培米を選ぶ
農薬や化学肥料の使用を控えたお米は、精米改良剤が使われる可能性も低いと言われています。 - 精米日を確認する
袋に記載されている「精米日」をチェックし、できるだけ新しいお米を選ぶこともポイントです。新鮮なお米であれば、そもそも精米改良剤の必要性が少なくなります。

農家さんに感謝して、安心できるお米を選ぼう
お米は、たくさんの農家さんが心を込めて作ってくださっているものです。それだけに、私たちも少し意識を変えて選びたいと感じました。
例えば、添加物が気になる方は地元の農家さんから直接購入したり、特別栽培米を選ぶことで、農家さんを応援することにもつながります。
安くて美味しいお米には理由があることを知り、自分や家族の健康、そして農家さんの努力を考えた選択をしたいと思います。何を選ぶのかは人それぞれですが、「知らないと選ぶことすらできない」と感じます。
皆さんも、ぜひ一度お米選びを見直してみませんか?


今回の記事は、私自身が不安に感じて調べたことをまとめたものです。私は専門家ではありませんが、同じ消費者として、知った情報を共有することで皆さんのお米選びの参考になれば嬉しいです。
これからも健康に気を付けながら、農家さんに感謝し、大切にお米をいただきたいと思います!
▼教えていただいた50%減農薬栽培米「夢ごこち」
リンク