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大胸筋の硬直が引き起こす5つの美容リスク

さとう式リンパケアの屈筋理論で重要とされる「大胸筋」。胸の上に位置するこの大きな筋肉が、老化や硬直、縮みを起こすと、美容面でどのような影響があるのでしょうか?今回は、大胸筋の位置や役割、そして美容的な影響についてお伝えします。

大胸筋とは?

大胸筋は腕の骨を直接コントロールすることができる筋肉です。日常の腕の動きや、重いものを押すときに使われます。大胸筋は腕を動かし、上半身をサポートする重要な筋肉です。ちなみに、小胸筋は腕の骨をコントロールするのではなく、肩甲骨を動かす役割を担っています。

  • 起始: 鎖骨の内側1/2、胸骨、肋軟骨(胸骨につく部分)
  • 停止: 上腕骨の大結節稜(腕の外側)
    ※大結節稜は、腕の大きな盛り上がり部分で、そのやや下に大胸筋が停止します。
  • 動き: 腕を前に伸ばして、上にあげる(肩関節屈曲)
       上腕を内側に寄せる(肩関節内転)
       上腕を内向きに回す(肩関節内旋)

大胸筋が硬くなると、どうなる?

猫背や姿勢の悪化

大胸筋が硬くなると、肩が内側に巻き込まれ、背中が丸くなるため、猫背が目立つようになります。これにより、首や顔が前に突き出ることで姿勢が悪化し、老けた印象を与えます。また、肩や首に負担がかかり、全身のバランスが崩れやすく、ストレートネックの原因にもなります。

胸のたるみ

大胸筋が縮んだり、硬直すると、胸部の筋肉のサポートが弱まり、胸が垂れやすくなります。特に女性は、胸の張りが失われてバストがたるむなど、全体のシルエットにも影響を与えます。

肩や首のシワやたるみ

大胸筋の硬直により、肩が内側に巻き込まれ、首や肩の皮膚が引っ張られてシワができやすくなります。首回りが短く見えるなど、デコルテラインがすっきりしない印象を与えます。

顔のたるみへの影響

姿勢が悪くなると、首や顎に余分な力がかかり、顔のたるみや二重あごが目立つようになります。結果的に、表情やフェイスラインに悪影響を与え、老けた印象を強めることがあります。

呼吸が浅くなる

大胸筋の硬直により、胸郭の動きが制限され、呼吸が浅くなりがちです。呼吸が浅くなると酸素の供給が低下し、肌のツヤが失われたり、疲れやすい印象を与えることがあります。また、血流の悪化によって顔色も冴えなくなることがあるため、全体的に活力のない見た目になることがあります。

まとめ

大胸筋が硬くなると、猫背やバストのたるみ、ストレートネック、首やデコルテのシワなど、姿勢や体型に関連する美容トラブルが起き、老けた印象を与えがちです。大胸筋を柔軟に保つことは、若々しい姿勢と美しい体のラインを維持するためにとても大切です。

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