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健康と顔つきを変える! 咀嚼筋のパワー

毎日何気なくしている「噛む」動作。実は、私たちの体にとってとても大切で、健康にも大きな影響を与えています!そんな「噛む」動作をしてくれているのが「咀嚼筋(そしゃくきん)」です。「咀嚼筋」と呼ばれる筋肉たちのことを知ると、その奥深さにワクワクしてきます!

今回は、咀嚼筋の4つの種類、それぞれの働きや重要性、そして、その筋肉たちをリラックスさせることで得られる驚きの効果についてお伝えします。

咀嚼筋って何? 4つの筋肉を紹介

咀嚼筋は、食べ物を噛み砕くときに使う4つの筋肉です。それぞれが絶妙に連携し、私たちの食事をスムーズにしてくれています。

咬筋(こうきん)

頬の側面にある力強い筋肉で、主に下顎を上に持ち上げることで食べ物を噛み砕きます。咬筋のおかげで、美味しいご飯をしっかり噛んで味わうことができます。

  • 起始: 頬骨弓(きょうこつきゅう)
  • 停止: 下顎骨(かがくこつ)の外側面(下顎の外側にくっついています)
  • 動き: 下顎骨を引き上げる

側頭筋(そくとうきん)

こめかみの部分にあるこの筋肉は、下顎を引き上げるだけでなく、顎を後ろに引くことができます。この筋肉のおかげで、肉をしっかり噛み切ったり、口を動かしてしゃべることがスムーズにできるのです。

  • 起始: 側頭骨の側頭窩(そくとうか)、こめかみのあたりから
  • 停止: 下顎骨の筋突起(きんとっき)
  • 動き: 下顎骨を引き上げる・下顎骨を後ろへ動かす

内側翼突筋(ないそくよくとつきん)

下顎を閉じる際に使われる筋肉で、咬筋と一緒に働くことでより強力な噛む力を発揮します。この筋肉があるから、硬いものも簡単に噛めるのです!

  • 起始: 蝶形骨の翼状突起(よくじょうとっき)と上顎骨(じょうがくこつ)の翼突窩(よくとつか)
  • 停止: 下顎骨の内側面の翼突筋粗面(よくとつきんそめん)
  • 動き: 下顎骨を引き上げる・下顎骨を左右へ動かす

外側翼突筋(がいそくよくとつきん)

唯一、下顎を前に引き出す役割を持つ筋肉。外側翼突筋が働くと、下顎が前にぐーっと出て、顎を大きく開けることができるんです!話すときや大きく口を開けるときに大活躍します。

  • 起始: 蝶形骨の翼状突起の外側板(がいそくばん)と蝶形骨大翼(だいよく)
  • 停止: 下顎骨の関節突起(かんせつとっき)と関節円板(かんせつえんばん)
  • 動き: 下顎骨を前へ動かす

咀嚼筋をリラックスさせると何が起こる?

「え、筋肉をゆるめるの?」と思った方もいるかもしれませんが、実は咀嚼筋をリラックスさせることには驚くほど多くのメリットがあります。日常生活で知らず知らずのうちに緊張している咀嚼筋をゆるめると、次のような素晴らしい効果が得られます!

  • 食いしばりの改善:無意識に歯をくいしばっていると、頭痛や顎関節症の原因に。でも、咀嚼筋をゆるめることで、この悪い習慣を改善できます。
  • リラックス効果:咀嚼筋をゆるめると、全身の緊張が和らぎ、リラックス効果が得られます。
  • 他の筋肉への良い影響:咀嚼筋の緊張がほぐれると、首や肩の筋肉の緊張も和らぎます。これにより、肩こりや首の痛みの軽減にもつながるのです。

咀嚼筋が緊張するとどうなるの?

咀嚼筋が過度に緊張すると、体に悪影響を及ぼすことがあります。例えば、食いしばりや歯ぎしりが続くと、顎の関節や歯に大きな負担がかかり、頭痛や顎関節症、肩こりが発生する可能性があります。また、緊張が続くと、顔の筋肉にも影響が出て、顔が固まったような感じになったり、表情が硬くなったりすることも。

まとめ

咀嚼筋は、私たちが気づかないうちに大活躍している重要な筋肉です。これらの筋肉の収縮によって、食べ物を噛んで楽しむことができるんです!毎日の食事が楽しいのは、この小さな筋肉たちの見えない働きのおかげなんですね。次にお食事するときは、咀嚼筋に感謝をしたくなるかもしれませんね!

さとう式リンパケアなどで、咀嚼筋をゆるめるケアをすることで、食いしばりの改善や全身のリラックス、さらには健康な生活をサポートする効果があります。

筋肉の起始停止とは?
  • 起始は、筋肉の始まりの部分。停止は、筋肉が終わる部分です。
  • 通常、筋肉の収縮(ちぢむ動き)が起こるときには、停止(筋肉が終わる部分)が起始(筋肉が始まる部分)に向かって引っ張られます。これは筋肉の働く基本的なメカニズムです。つまり、筋肉が収縮するとき、停止部位が起始部位に向かって近づく形で動きます。
  • 咀嚼筋の場合も同様です。顎を動かす際、咀嚼筋が収縮して、下顎(停止部位)が頭蓋骨(起始部位)に向かって引っ張られ、口が閉じたり、噛む動作が行われたりします。