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【実験】BTB溶液で見える化。キーコーヒー「天然水アイスコーヒー」とスーパー「アイスコーヒー」を比較

【実験】BTB溶液で比較

右が「キーコーヒーのリキッドコーヒー」左が「スーパーのアイスコーヒー」ほぼ同じに見えますが、色味が違います。「キーコーヒーのリキッドコーヒー」は色がクリア。「スーパーのアイスコーヒー」はやや濁っています

2015年から飲み続けている我が家の定番「アイスコーヒー」がキーコーヒー(KEY COFFEE)のリキッドコーヒー、天然水アイスコーヒーです。なぜ、このアイスコーヒーが美味しいのか味覚だけでなく、BTB溶液を使って見える化検証してみました。比較したのは、スーパーで購入できるものでは美味しいと感じていた大手スーパーオリジナルです。検査薬であるBTB溶液について、酸性、アルカリ性とはどういうものなのか、日本の水道水の基準についても確認してみました。

コーヒーは水で変わる

コーヒーは酸性?アルカリ性?

コーヒー豆自体酸性です。アイスコーヒーは豆以外はほとんど水が原料となりますので、水によってコーヒーの味はおのずと変わると考えてよいと思います。酸性、アルカリ性の特徴を考えると、酸性に近い水を使えば酸味が強調されるある味に、アルカリ性の水は元々渋味がありますが、コーヒー豆の酸性+アルカリ性の水で中和されてまろやかになる気がします。

日本の水道水はコーヒーに合う?

日本の水道水はpH値5.8以上8.6以下の成分規格です。これは厚生労働省が定めた基準です。酸性からアルカリ性の幅は広いですが、小牧市の委託業者による定期水質検査の結果では平均7.3。人間の体に近い弱アルカリ性でした。日本の水道水は安全性が高いので沸騰して使用すれば、まろやかな美味しいコーヒーになりますね。ただカルキ臭は仕方ないかもです。

令和2 年4月1日施行の水道法に基づく水質基準では、pH値(5.8以上8.6以下)、味(異常でないこと)、臭気(異常でないこと)、大腸菌(検出されないこと)。水道の微生物学的安全性確保に向けては糞便汚染を検知することがきわめて重要と考えられており、水道水の品質保証という観点から大腸菌は糞便汚染の指標として適当と判断されています。

厚生労働省水質基準項目と基準値(51項目)より

BTB溶液って?

水溶液の性質を調べるために使う指示薬です。指示薬とは、水溶液の性質を色の変化教えてくれるものです。BTB溶液のBTBは「ブロモチモールブルー(bromothymol blue)」の略です。変色域は6〜8ph程度と範囲は狭いですが、水溶液にたらすだけで、酸性・中性・アルカリ性に色が変わるのでわかりやすいです。酸性なら黄色中性ならみどり色アルカリ性なら青色に変化します。酸性の強いレモンは黄色、アルカリ性の強い石鹸などは青色になります。

ph(ペーハー・ピーエッチ)とは

その液体が酸性なのか、アルカリ性なのかを表す尺度です。水液中に含まれる水素イオン(H+)の指数をいい、ph(ペーハー・ピーエッチ)のことを日本語では「水素イオン指数」といいます。phは通常1〜14で表されており、7が中性。7を基準として、小さくなると酸性。大きくなるとアルカリ性となります。ちなみに、健康な人間の体は7.4。中性に近い弱アルカリ性で保たれています。

phの読み方はピーエッチで統一

ドイツ語由来の「ペーハー」が広く浸透しておりますが、日本では1957年(昭和32年)に国際単位系にあわせて英語読みである「ピーエッチ」に統一されています。ちなみにphは「power of Hydrogen ion concentration」の略です

酸性とは

●水液中に溶けた水素の量が多い(水に溶けると酸性になる)
●水素イオン【hydrogen ion(H)】が多い
舐めると酢いっぱい

アルカリ性とは

●水液中に溶けた水素の量が少ない(水に溶けるとアルカリ性になる物質が多い)
●水酸化物イオン【hydroxide ion(OH)】多い
舐めると渋かったり、苦かったりする

【BTB溶液】色変化の覚え方

実験をしようと思ったとき、せっかく色が変わっても何色に変化したら酸性で、何色に変化したらアルカリ性なのか覚えていないと訳が分からなくなってしまいます。そこで、ここでしっかり覚えてから実験したいと思います。

アルカリ性青色に変化します。→は「あおかり性」で覚えます。
中性みどり色に変化します。→みどりは「自然カラー世の中を中和してる」で覚えます。
酸性黄色に変化します。→「酸性のと、黄色のを合わせてサンキーサンキュー」で覚えます。

【BTB溶液】色変化の過程

赤色(強酸性)黄色(酸性)みどり色(中性)青色(アルカリ性)の順に変化していきます。

アイスコーヒー比較結果

とても残念ですが、BTB溶液での色比較はできませんでした(すみません)。今度、pH試験紙を使って再挑戦します。一応、撮影したのでご覧ください。水道水は透明ですから色がはっきりわかりますね。アイスコーヒーは色が濃いから変化がなかったのでしょうか。BTB溶液での比較、楽しみだったので残念です。

右が「キーコーヒーのリキッドコーヒー」左が「スーパーのアイスコーヒー」、真ん中のみどり色(中性)が水道水です
右が「キーコーヒーのリキッドコーヒー」左が「スーパーのアイスコーヒー」、黄色(酸性)が水道水にレモン汁を垂らしたものです

結局、キーコーヒーの天然水アイスコーヒーは何がいいの?

2015年から飲み続けている我が家の定番キーコーヒーの「アイスコーヒー」。人気商品なため、長く販売されています

厳選したコーヒー豆

抽出液からつくるインスタントコーヒーではなく、レギュラーコーヒー100%です。厳選されたコーヒー豆でつくられています。無香料・無着色というのもGood。

こだわりの天然水で抽出

水源は、山梨県北杜市白州町。地下70メートルの水源から汲み上げた、口当たりまろやかな白州の天然水を使用しています。アイスコーヒーの主成分はお水ですから、どんな水を使っているのか明確なのがやっぱり安心です。

無糖仕上げ

無糖なため、自分の好きなシロップで飲むことができます。お気に入りはメイプルシロップと甜菜糖シロップです。コクが欲しい時メイプルシロップさっぱり飲みたい時甜菜糖シロップがおすすめです。

まろかやです。酸味はほとんどありません。スーパーのアイスコーヒーは酸味が強く、このキーコーヒーの天然水コーヒーと比較すると、臭みが感じられます。普段、スーパーのアイスコーヒーだけを飲んでいると感じないのですが、やはり飲み比べるとはっきりわかります。今回、家族と一緒に飲み比べをしたところ、家族はもうスーパーのアイスコーヒーは飲みたくないとのこと(それは困ります涙)。あんなに安くて美味しいと喜んでいたのに…。ご興味がある方にはぜひ飲み比べをおすすめします。水質確認、飲み比べなどちょっと確認するのにBTB溶液があると便利です。

▼おししくて、体に良い、そしてお値段が手頃のキーコーヒーのリキッドコーヒー。アイスコーヒーの主成分はお水ですから、白州の天然水を使っているのが嬉しいです ▼天然のメイプルシロップです。安いメイプルシロップには砂糖が混ざっているのもがあります。ニセモノに注意が必要です ▼北海道特産の甜菜(さとう大根)から作ったおいしいオリゴ糖100%です。通っている薬膳料理の先生もオリゴ糖はこの「てんさいオリゴ」しか買わないとおっしゃっていました ▼BTB溶液50mLです。身近な水溶液を調べるのに便利です

今回、私が使ったのはこちらのBTB溶液です。ちょこっと検査する程度でしたら、50mLで十分だと思います。写真も撮ってみました。

ほぼ手のひらサイズです